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良く聞こえる補聴器にするために①
良く聞こえる補聴器にするために②
11/12(金)リオネットセンター大宮補聴器ブログ担当柴田です^^
今日は約1か月ぶりの更新となりますが、良く聞こえる補聴器にするためにどうしたら良いかの続きです。

前回のブログでは正しくファンクショナルゲインを測定したとしても、装用閾値はどの位小さい音が
聞き取れるかを確認するだけなので補聴器の最大の目的、会話がしっかり聞き取れるかを確認することが
出来ないことを以下の理由を示し啓蒙しました。

ノンリニア増幅の補聴器では、補聴器に入力される音の大きさによって補聴器から出力されるの利得が
変化しているため、主に小さな音がどれ位のレベルできこえ始めるかを評価している装用閾値の測定では、
会話レベルの音や大きめの音などは確認出来ない。(実特性を測定することで推定することは可能)

圧縮比の高いノンリニア増幅の補聴器においては、会話レベルの増幅が最小可聴閾値は35dBHLでは、
全然足りない可能性がある。(補聴器への入力音圧が大きくなると、増幅量が減少するため)

ではどうしたら補聴器使用の最大の目的である、会話が正しく聞き取れているかを
確認することが出来るのでしょうか?

ポイントは音を使った測定では無くことばを使った測定を行い評価することと、聞きたい会話の大きさが
ちょうど良く聞こえる大きさはどの位の大きさなのかを調べることの2点です。

そこで重要になるのが【語音弁別測定】です。
ヘッドホンを耳にあて、何段階かの音の大きさで、「あ」「い」などのことばを聞きながら、
聞こえたとおりに回答用紙に書いていきます。
音の大きさごとの正解率(%)で結果を示します。これを語音明瞭度と言います。
この測定を行うと、聞きたい会話の大きさがちょうど良く聞こえる大きさの程度を知ることが出来ます。

この図で重要なところは、dB SPLとdB HLを混同しないという点になります。
今日はここまで、図の解説は次回をお待ちください。

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