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認定補聴器技能者 鈴木 慎一

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認定補聴器技能者とは、一定の補聴器の販売や調整などに携わる人に対し、(財)テクノエイド協会が、厳しい条件のもと、基準以上の知識や技能を持つことを認定して付与する資格です。 認定補聴器技能者にインタビューを行いましたので、補聴器や聞こえに対する想いをご覧ください。

認定補聴器技能者 鈴木 慎一(平成13年資格取得)

Q1:認定補聴器技能者を目指すきっかけとなった出来事や、そのときの思いを教えてください。
私は、以前某補聴器メーカーに営業として勤務しておりました。
たくさんの販売店の方に接する中で、様々なご質問をお受けしました。
その頃経験が浅かった事もあり正確にお答え出来ない問題も多々あり、恥ずかしく感じておりました。
自分の知識不足の為に補聴器ご使用のお客様のご不安を解消出来なかったり、ご迷惑をおかけする事となり、プロとしてこれではいけないと思いました。
補聴器装用者の方と直接接する事によりもっと補聴器の事を学びたいと思い現在の会社に入社し、技能者のシステムで勉強させて頂きました。
Q2:資格を取る前と今で、接客の仕方や仕事の品質、ご自身の意識はどう変わりましたか?
自分の仕事が様々な方との連携によって成り立っている事を知りました。
対補聴器ユーザーのみならず、医療機関や福祉行政・教育関係者・業界関係者そして一般大衆の方への責任も考えて仕事をしています。
きこえのご要望に対しても、測定に基づいた妥当性のある説明が出来るようになり、思いも寄らない現象の原因や解決策を考える時に、勉強した事が役立ってくれています。得後に変化があったと思います。
Q3:業務に対する哲学、モットー、接客の心がけなどがありましたら詳しく教えてください。
座右の銘や故事成語など、どんなことでも構いません。
周囲の方の補聴器(集音器を含む)への失敗談等一面的風評だけに左右されるのではなくお客様ご本人様にとって補聴器はどういう物なのかお考え頂けるように補聴器の情報提供をじっくり行うように心がけています。
内容を良くご理解頂いた上でお客様が選択されたご希望に添って、その後対応させて頂いております。
補聴器という物だけをご購入頂くのではなく、そのお客様にとって最善のきこえを提供し ご購入後もお客様の生活の質がより高まるよう調整や情報提供・アフターメンテナンスをさせて頂いております。
店舗外観
店舗内観
Q4:資格取得までの期間で何が一番思い出に残りましたか?
5日間連続で通った技能者講習会は貴重な経験になりました。
学生時代に戻ったかのように1日中講義を聴くのは少し疲れましたが、耳鼻咽喉科の先生や業界の先輩方等、普段お会いする事の出来ない偉い先生達の講義を受ける事が出来て大変勉強になりました。
先生方の講義の熱意から、自分は末席ではありますがこの方々の中の一員として補聴器業界をより良い方向へ作りあげて行かねばならないと思いました。
Q5:今までに印象に残ったお客様のエピソードについて教えてください。
私が川口店勤務時代に、初めての補聴器をご購入下さったお客様のO様が数年後買い換え時に、当時私の勤務先の川越店まで来て下さり私から補聴器を再びご購入下さいました。大変ありがたく感じました。
その後もO様は数回川口から川越まで調整に通って下さいました。
O様は町内会の副会長をされたり人付き合いがとてもお好きな方で、「補聴器のお陰でイライラせず会話が楽しめます。」とお喜び頂いておりました。
それから数年後、娘様よりO様が亡くなられた連絡を川越で受けました。
補聴器のお陰で最後の最後まで娘様の話がO様に届いたとお礼を私に伝えて下さいました。
私はO様が亡くなられた悲しみとこの仕事の責任の重さを感じてショックでした。
話好きなO様がご自分らしく生きる姿を、私の調節した補聴器が最後までお手伝いできて本当に良かったと喜びも感じました。
O様のご冥福をお祈り致します。
現在私は大宮店に勤務しておりますが、長くお付き合いして頂けるお客様がさらに増えるように頑張っております。
Q6:あなたにとって、認定補聴器技能者とは?
この人なら補聴器について安心して任せられる、お客様にとって最善のきこえを導きだしてくれるという、信頼と責任の看板だと思います。
きこえの様子を客観的に測定して記録に残し、継続的にお客様の聞こえを管理して、より良い聞こえを目指す調整が出来る人だと思います。
補聴器のハードやソフト、フィッティング方法・医学的知識・お客様を取り巻く環境等も 日進月歩変化をしていますので、新しい情報を取り入れて時代の先端の対応が出来るように、資格取得後も勉強し続ける姿勢も大切であると思います。
Q7:補聴器に携わるお仕事をされていて、よかったと思われるのはどんな時ですか?
また、資格取得をめざす後輩へのメッセージをお願いします。
他の商品と比較して、補聴器はご購入頂いたお客様とは一生のお付き合いになる事が多い商品だと思います。補聴器がお客様の体の一部となって使いこなせる物になっていくか考える時、お話し頂ける方にはお客様の生活環境や仕事の事・ご家族の事・心の事・体の事(病気・動き等)に立ち入ってお聞きする場合もあると思います。私がお勧めして調整した補聴器がお客様の生活に役立ちお礼を言われると、自分の家族のように大変嬉しく思います。
諸事情により不幸にしてうまくいかなくて苦しむ事もありますが、そんな時でもそのお客様に対してベストを尽くした気持ちだけは少なくとも伝わるようにしたいと思っています。
より多くのお客様に自分のファンになって頂けるよう、技能者としての勉強と合わせて、人間的にもいろんな角度からの勉強を、これからも日々継続していきたいと思っております。
後輩の方々も、勉強がお客様への良い結果につながりこの仕事がより好きになれるように 頑張ってください。
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