近年デジタル補聴器の進化は目覚ましく、お一人おひとり異なる聴力や、様々な生活スタイルを加味しつつも快適性と聞こえの両立が可能となる時代が到来したのです。とはいえ、未だに「補聴器はうるさくて使えないと聞くんだけど…」といった内容の言葉をお客様より耳にします。

もちろん私どもを信用いただき、様々なご提案の言葉に納得いただいているのですが、やはり言葉だけでは伝える力としては限界があることに気がつきました。

「百聞は一験（一見）にしかず」言葉で何百回聞くよりも、一度体験すれば自ずと理解が進むはず…

静かな店内で会話もすれば、ときどき補聴器を着けて店の外で車の音を聞いたり、店内で食器の音を鳴らしたりと色々しますがこれらは限られた環境ですよね。

理想は店の扉を開けたら道だけではなくお客様が望む体験ゾーンが現れること。「どこでもドア」のようなものがあればいいな（笑）と考えたのがこの環境シミュレータ開発のきっかけです。

ですので、環境シミュレータの音源にはお客様が要望される場所が数多く存在し、これこそお客様の声から生まれたシステムといっても過言ではないのです。